西野亮廣(著)【革命のファンファーレ】もはやお笑い芸人ではない/前編

どうも。おおたです。

最近少しずつ本を読むようになりました。といっても自己啓発本みたいなものは苦手というか嫌いなので読みません。

今回は最近エボラブルアジアのCIO就任後、退任されたことでも話題なキングコング西野さんの著書「革命のファンファーレ」を読んでみました。

内容は全うなことが多く、非常に興味深かったので、その内容や感想を記事にしてみます。

ただ昨日Kindleで買ってまだ4割しか読めていないのでそこまでの内容で書いてみます。

肩書が重要ではない

現代を生き抜く

  

従来では1度企業に就職したら退職するまで同じ企業で働き続けるということが一般的であったが、インターネット(技術)が発達した現代においては、必要性の無くなる仕事が出てきており、ずっと同じ仕事をし続けることはリスクとなりやすい。

変化の早く、かつ副業や兼業、転職が一般化してきた世の中においては1つの肩書(職業)を持つ必要がなく、様々なことをやっている状態の方が至極当然となってくる。

本書においては芸人を例にして「芸人」の認識の違いや「芸人」という肩書に固執する必要がない点などに触れています。実際、芸人の中にも他で事業をやっている人が増えていますし、1つの職業をやり抜く必要もなければむしろリスクが大きいように考えます。

また、やりたいことが絞れずにいることについても本書では現代を生き抜くにあたって必要なこととしています。これに関してはただストレートな捉え方をすると、「やりたいことを絞らなくていいんだ」と楽な方向に考えて何となく生きてしまう懸念があります。

しかし、そういうことではなく、自分の市場価値を高める意味ではまず1つのことを始めてみて、それをある程度やったら次のことをやってどんどん相乗効果を生み出していけるのが良いとする考え方だと思います。

これは西野さんが昔対談されていたと思いますが、藤原和博さんの著書「藤原和博の必ず食える1%の人になる方法」の考え方と同様です。

この考え方は1つのことを1万時間続けることでその領域ではある程度すごい人になれて、それに別のことを1万時間やって掛け合わせることでより希少価値の高い人材になれるという考えです。

ただ、こういった考え方においても、いかに時間を有効に活用して、どのようなことを掛け合わせれば相乗効果が出せるのかを想像し、行動することが重要だと思います。

弊社(BLAM)においてもバウストロークという芸人のコンビが働いています。

その1人の横井については元々エンジニアをしていて現在はサイト周りやこのでじたりあんの編集長をしていますし、もう1人の大山は元々WEB広告専業代理店で働いていて今はWEB広告の営業をしています。

芸人としての活動とWEBの知識を掛け合わせることで他の芸人と違った取り組みができるように試行錯誤しながら頑張っています。

信用はお金になる

いかにして信用を得るか

特に本書においては西野さんの絵本「えんとつ町のプペル」、「魔法のコンパス」を元にクラウドファンディングでどのように資金を集めたのかが書かれています。

余談ですが、本書を読んだ人には必ず認識されるくらい「えんとつ町のプペル」、「魔法のコンパス」が出てきてます。

各著書の親和性を持たせることで西野さんのストーリーに一貫性が出て、かつ、それによって「えんとつ町のプペル」、「魔法のコンパス」の販売数も伸びることを期待しているのだろうと思います。

本書にも書かれていますが、結局のところクラウドファンディングであれ何であれ、信用を得ることがお金に繋がることは間違いないです。

仕事で実績を残すこともそうですし、率直な意見を発信することもそうですが、いかにして自分を相手に信用してもらえるかが重要となります。見ず知らずの人がお金を貸してと言ってきても貸さないと思いますが、古くからの親友であれば貸すのと同じような感じです。

西野さんは信用を得るために、テレビで好感度を得ることを目的とした発言を避け、そういった仕事を断るようにしていたそうです。生きていくために(恐らく好感度ビジネスでお金をもらうこと)、周りの空気を読むこと(ウソをつくこと)はリスクという考えのもと動かれています。

やはりテレビはスポンサーがお金を出して成り立っているため、必然的にスポンサーによってある程度情報操作が生まれるわけです。

ただ、テレビの情報を鵜呑みにする人は少なくても、逆にそこまで疑ってテレビを見ている人もいないと思うので、そんなにテレビの仕事を減らさなくても良かったのではないかなとは思います。恐らく西野さんはテレビの裏側でいろいろな大人の事情を実感し、嫌気がしたのだろうなと。。。

ともかく信用の勝ち取り方は、ある業界で権力のある人に評価されることであったり、業績として好成績を残すことなど人それぞれにあると思います。

先義後利

いかにファンを育成するか

西野さんはファン(直接的な支援者)を増やすために、まず自らリスクを取って恩義を売っています。例えば凝った内容の単独トークイベントを大赤字でも2,000円でチケットを売ったりしたようです。クラウドファンディングで資金を最大化させるにあたっても、①「先に満足度の高いものをユーザーに安価に提供する」、②「ユーザーから感謝され(ユーザーをファン化させ)」、③「クラウドファンディングで多くの支援者を獲得」、④「支援者が多いことでニュース化してさらに支援者が増える」、といったうまいサイクルを生み出しています。

まず先に相手にとってメリットを提供することで最終的には自分に返ってきたわけです。この先義後利は弊社(BLAM)においても非常に重要な考え方としています。

インターネットによる革新

インターネットによって物理的な拘束なく、誰でもどこでも本が読めたり情報を取得・発信できたりするようになりました。そのような世の中においてはシェアや評判が非常に反響として返ってきやすいです。

そんな中で西野さんはユーザーは「確認作業」を元に行動するとしており、ユーザーは先にどういうものかを知ったうえで購買行動を行なうと考えています。確かに「確認作業」としてGoogleやYahoo!で検索したり、世の中で人気なものを買ってみようかなと思ったりするので、この考えはもっともだなと思います。

ただ、個人の趣味や知識の多い領域においては確認する事項そのものが少なくなるため、ユーザーの行動は鈍化しやすいのではないかと考えます。

本書の例では絵本は購入するお母さん達が確実に子どもにとっても面白いと思うものを買うとされており、そのような業界内においては昔からある絵本がまだ売れていて変化が小さいとなっています。

そこで西野さんは絵本の製作方法を変えたことと、無料公開によって先にお母さんたちに読んでもらうことを行ないました。これは、①絵本の製作方法を変えて質の高いものを作ったこと、②ユーザーの行動を想像して絵本を読み聞かせるときには紙の方が読み聞かせやすいという特性を把握したことと、②多くの人に読んでもらうために無料公開で話題化し、圧倒的なリーチ数を確保しようとしたことが起因しています。

圧倒的に多くの人に価値の高いものを無料で提供し、そのうちの何割かの人が絵本を購入してくれるだけで採算が合うというものです。ちょっと違うかもですが、昔ブログとかであった「面白かったら広告クリックしてね」みたいなイメージかなと思います。

まとめ

現代においてはインターネットやSNSの発達によって情報が拡散されやすいため、いかに多くの人に価値を提供して、その後収益化していくという考え方が重要になるのかなと思います。

西野さんは現代のユーザーの特性や世の中の動きをうまく把握して自己発信されているのだなと感じました。

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おおたたけし

おおたたけし

趣味は昼寝。好きな色は青め。好きな飲み物は水。