働き方 2018.4.6

オフィスにアパレル店が出張…!「アダストリア」提案の働き方改革

どうも、でじたりあん編集長横井です。

3/23(金)、東京・大手町のオフィスビルの一角で行われた“とあるイベント”を取材させて頂きました。

同イベントは、女性向けに実施された“働き方改革”とのことで、非常に面白い試みだったのでご紹介致します。

出張クローゼット「FIT ON ME(フィットオンミー)」

「グローバルワーク」や「ニコアンド」などを傘下に抱えるアパレル企業・アダストリアのレディースブランドAndemiu(アンデミュウ)で、ファッションを起点とした新たな女性の働き方改革の取り組み、「FIT ON ME」が行われました。
※開催期間:3月20日,22~23日の3日間

「FIT ON ME」とは、アンデミュウがオフィスに会いに行き、働く女性のモチベーションアップにも繋がる「働くときの服」を選ぶお手伝いを行うサービスであり、
今回は、人材サービスを手掛けるパーソルキャリア株式会社(旧社名:インテリジェンス)の女性社員全員を対象に開催されました。

パーソルキャリア大手町オフィスの特設会場には、約400着もの洋服が展示されていました。イベントの流れとしては、仕事の合間に当イベントに参加すると「自分が気に入った洋服をどれでも1着もらえる」という企画です。

提供された洋服は、トップスだと1着6,900円程度、アウターだと1万5,000円前後。女性が日常的に働く空間で着やすいもの、使いまわしがしやすいものを中心に取り揃えられたそうです。

ボルテージMAX!アパレル店が“会いにくる”…!

働く女性の日常に溶け込むファッションのタッチポイントを

今回ありがたく取材のご案内を頂き、株式会社アダストリアの上田那奈さんと、パーソルキャリア株式会社の中川京子さんにお話を伺わせて頂きました。

(写真右)
上田那奈さん
株式会社アダストリア アンデミュウ営業部 PR担当

(写真左)
中川京子さん
パーソルキャリア株式会社 人事担当


横井
本日はよろしくお願い致します。

早速お話伺って参りたいと思うんですけれども……

横井
あの、ここってオフィスで合ってますよね?笑
中川さん
はい(笑)

弊社(パーソルキャリア株式会社)オフィスの一角です!笑

横井
そうなんですよねえ…!にわかには信じがたいオシャレさです。笑

こんな風に、アンデミュウさんが“オフィスに会いに来る”という形式をとった理由というのは、どういったところにあるんでしょうか?

上田さん
働く女性の新たなファッションのタッチポイントを探す中での試みですね。

働く女性って大体、オフィスで1日のうちの3分の1とか、それ以上の時間を使うなあと思いまして。そういった方の日常に溶け込む“お洋服との出会いの場”を作りたかったんです!

横井
働く女性の服との出会いを、働く場所で…ということですね。。
中川さん
はい。みなさん、楽しみにしていたみたいで、ここに入った瞬間ボルテージMAX!!といった感じでした。(笑)

横井
確かに、テンション上がりますよねえ…!
中川さん
同僚何人かで来て、「すごーい!」「こっちの方がいいかな?」とか言いながら、着替えては出てきて、着替えては出てきて…(笑)キャッキャキャッキャしてましたね(笑)
横井
例えば休日に洋服を買いに行った時とかにありがちな、「この服、自分の好みだけど同僚に何か言われちゃうかな〜」みたいな不安はゼロですよね。その同僚の方と一緒に洋服を見に来られるわけですから。
中川さん
そうですね。あと、オフィスでのコーディネートとして「こうやったらいいですよ」って、スタッフさんが丁寧にご説明してくださったのもすごくよかったですね。

横井
もはや、普通のアパレル店と一緒ですね!
中川さん
むしろ段々とうちの社風とかを見て理解してくださって、それに合わせたコーディネートを提案して下さっている感じもありました。
横井
なるほど…!それはファッションのタッチポイントが職場だからこそのメリットと言えますね!

働き方改革としての狙いは?

ファッションを起点として、自分らしく働く

横井
では、今回のイベントの働き方改革としての狙いを教えてください。
上田さん
そうですね、、お洋服がきっかけとなって、仕事へのモチベーションが上がったりだとか、コミュニケーションがより円滑になったらいいなと思い、今回はご提案させていただきました。
横井
働く上で、やはりファッションというものは重要なのでしょうか?
上田さん
重要だと思います。お洋服一つで“人に与える印象”が左右されてしまうので…。
それだけに、有効活用すれば、TPOに合わせて自分が見せたい自分を演出できる「自己ブランディングツール」であると言えます。例えばプレゼンのシーンなら「説得力を持たせるような色彩のお洋服を選ぼう」とか。。

こんな風に、“見る人が抱く印象を調整すること”が“仕事を円滑に進めること”に繋がるとも言えるので、やはり重要視されている方は多いと思います。

横井
なるほど…!

では、今回FIT ON MEの対象がパーソルキャリアさんだった理由を教えてください!

上田さん
はい。まず、アンデミュウは“働く女性のためのブランド”なんですけれども…
その上でパーソルキャリアさんにご提案させて頂いた理由は2つありまして、1つ目は、「パーソルキャリアさんは女性が多く働いているから」です。
横井
どれくらいでしょうか?
中川さん
弊社全国に4000人を超える社員がおりまして、女性社員はその内の6割程です。
横井
男性より女性の方が多いんですねえ。
上田さん
2つ目の理由は、昨年「仕事で着るお洋服が自由化した」ということをお伺いしていたので、これはすごくタイミングとして良いのではないかと思ったからです。
横井
なるほど!
上田さん
はい。そんなパーソルキャリアさんだからこそ、「働くことをお洋服を通じて楽しんでもらいたい」と思いました。。
中川さん
弊社は働き方改革として、2011年から“労働時間の調整”や、“有給休暇取得の推称”だったりを進めておりまして、そのあたりの制度が整ったので、今度は第2フェーズとして「成果をあげながら、自分らしく働く」為の取り組みを進めているんです。
FIT ON MEもその一貫で、「女性活躍の推進」や、「自分らしく働く為のファッションを通じた試み」…ということです。
横井
「自分らしく働く」と聞くと難しそうですが、ファッションを起点として考えた場合、洋服選びで自分の中でモチベーションを上げたり、TPOに合わせた自分を演出してみたり…というのが“イコール自分らしさ”となりそうですね。

働く女性のリアルに寄り添い、感動を

「すごくテンション上がりました!午後の仕事も頑張ります!」

横井
FIT ON MEは面白い働き方改革だなあと思うのですが、今後も継続していく予定はございますか?
上田さん
可能性としてはあります。また、今回はタッチポイントがオフィスだったんですけど、別のタッチポイントで試してみるとかでもいいかもしれませんし。。何しろ、今後も“働く女性”のTPOに寄り添ってできることを模索していきたいです!
横井
やはり、「直接(洋服を)見ての感動」というところを大切にされていくのでしょうか?
上田さん
そうですね!今、ECとかすごい伸びてきているんですけど、お洋服って、実際見て頂いて、納得して、それで貰ったり買ったりした方が愛着が湧くと思うし、自身が持てるものだなと思います!
なので、ECではカバーしきれないリアルな部分をどう大事にしていくか…それを考える中で、今回もそうですけど新しいタッチポイントの可能性に挑戦しているという感じです。
それこそ、“オフィスグリコ”じゃないですけど、将来的にあらゆる会社さんのオフィスでもお洋服と出会えたり、買えたり、というのも、ありなんじゃないかなと思うんですよね。
横井
なるほど。。それは面白いですね…!
上田さん
今IT企業さんとかで、オフィスにバーバーを取り入れているところがあったりとかして、それがすごく流行っているみたいで、やっぱり、働く日常のもっと身近にバーバーやアパレル店のような身だしなみを整える空間が常設していてもいいんじゃないかと思います。というか、多分今後、そうなっていくんだろうなと思います。今回のイベントは、その足がかりとしての初の試みだったんですよね。
中川さん
そうですね、、ネットとはやっぱり違うと思います。何人かで見に来ていたので、すごく盛り上がっていましたし。「このみんなでそれぞれ選んだ服を一緒にこの日に着てこよう!」「金曜日みんなでアンデミュウさんの服を着てくる日にしよう」みたいな感じで…(笑)

上田さん
えー、かわいい…!
横井
で、夜の女子会のためにお仕事頑張れちゃう…みたいな。笑
中川さん
そうですね!笑
実際アンケートにも、「イベント、すごくテンション上がりました!午後の仕事も頑張ります!」だったり、力のあるコメントが多々ありました!
横井
なるほど。。じゃあ「モチベーションアップ」という意味ではもう、どストレートに目的が達成されていそうですね!
中川さん
そうですね。。反響はとても大きいです。
横井
このように皆さんの心を動かしているのは、アンデミュウさんの“働く女性のリアルに寄り添うという”発想あってこそかもしれませんね。。

まとめ

働き方改革の事例は色々とあります。その中でもFIT ON MEは、「働きにくい状態にテコ入れをする」というより、「より前のめりになって働く意欲を掻き立てる」取り組みだったということが、インタビューを通じて、また、会場の空気からひしひしと伝わってきました。

・洋服との出会いが身近にある→時間と心に余裕が生まれる
・洋服を実際に手にとって選べる→感動やその洋服に対する思い入れ/モチベーション向上に繋がる
この2面において大きな効力を発揮し、社員の方々のパフォーマンスを引き上げる全く新しい試みでした。

面白い働き方改革だなあと思うと同時に、アパレル業界としての今後の展開にも期待が高まります。

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横井貴明

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DIGITALIAN編集長。本職はお笑い芸人です。書道が好きです。

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