こんにちは インターン生のじゃがです。
そしてこっちは実家の猫のフクスケ。(かわいいですね)
先日実家の旭川にに1週間帰省したのですが、
(インターンとは言え)働き始めたからこそ見えてくる地元の姿っていうのはあるんだなと実感しました。
「東京で働かないと見えない地方都市の姿」それは何なのかというと、ズバリ「産業構造」ひいては「仕事に対する向き合い方」かなと思います。
そしてそれに気づいた時、地方の方々って「仕事を通して自己実現する」っていう考え方をそもそも持ちにくいんじゃないかって思いました。
それが良い悪いの話ではないのですが、今回はそんな感じのお話をさせて頂きます。
ワークシフト
まず「仕事を通して自己実現」がここまで一般化してきた背景についてです。
僕は本とかテレビを通して「本来あるべき姿ってこうだよね」っていうのを吸収したり、議論したりするのが好きなんです。
最近は特に働き方改革とか興味あります。
書籍とかテレビとかで最近よく言われているのが、働くということの意味だったり
働くことによる価値の生み方が変わってきているってことですよね。
一旦時系列で簡単にまとめてみます。
work1.0
「プロダクションエコノミーの時代」
産業革命以前の話ですね。勤勉な人がルーティンワークで農産物とかを生産する。
ルーティンワークを愚直に行える勤勉さこそが価値の生み方の源泉の時代でした。
この時代は働かなければその日食べるものもない時代だったので、自己実現欲求は満たされにくかったかもしれません。
work2.0
「ナレッジエコノミーの時代」
産業革命を境にこうなったらしいです。
例えば皆さんも当然ご存知のホイットニーが作った綿繰り機とかに代表されるような、今までのルーティンワークを簡素化するシステムが生まれた時代です。
この時代は知能やら専門性こそが価値の生み出し方でした。
知的労働者が増えだした時代ですね。
とは言え、まだまだ自分より上位に「服従」する時代であり、働くことは生きるためっていう側面が強いです。
※綿繰り機=綿花から綿糸を簡単に作れるようにした機械です。念のため。
work3.0
「クリエイティブエコノミーの時代」
今まさに来ている時代ですね。
機械化とか人工知能とかでルーティンワークがどんどん減ってる。
そういう時代には代替不可能性こそが価値です。
システムに代替されないような人間だからこそ生み出せるものに価値がある時代という事です。
しかも、ちょっと別軸になってしまうのですがセーフティネットが鬼のように張り巡らされているから
働かなくても究極なんとかなるし、実はその日食べていくだけでよければ、結構なんとでもなる時代ですね。
そして、身近な仕事が最新のシステムだとかに代替される危機(?)を身近に感じる今のタイミングだからこそ、より一層働くことの意味を人々は見出そうとしていて、自己実現欲求が高まってきたのではないかなと。
地方都市の産業構造
では次に地方都市の状況です。
これ、国勢調査を元にした僕の地元の旭川の産業別労働人口数のグラフです。
見たらわかるように、北海道の都市なのに意外と1次産業・2次産業は数が少なく、3次産業が高い比率を占めています。
3次産業の中でも『医療福祉(介護含む)』、『卸売り小売り』が圧倒的に多いですね。
それが良い悪いではないんですけど、やっぱり東京に比べてクリエイティビティが要求されるようなお仕事があんまりないですよね・・・
何を問題視しているかというと、仕事=自己実現っていう風に考えるような方が地方都市ではめっちゃ少なくなってしまうのって、地方都市には自分の独自価値を発揮できる仕事があんまり存在しないからという点です。
あえて乱暴な言い方をするなら、仕事を通して自分を高めたいって思わないんですよ。
「家族を守れればいい」とか「友達と遊べれば幸せ」とか色々と自己実現/自己成長を目指さない理由はあると思います。
でも、それよりも情熱を持って働いて、自分にしか出せない価値を生み出せるようになって、創造性を持って働くことのほうが豊かなんじゃないか~って、自己実現目指していくほうが豊かなんじゃないかな~って思う次第です。
じゃあどうすればいいの?
じゃあどうすればいいんだっけという所をちょっと考えてみます。
「地方に起業家を増やす」「地方に脳みそを使う仕事を増やす」
これに尽きると思います。当たり前のことですね。
ただ、これって単純に今ある問題(=自己実現を目指して働く人が少ないということ)を解決するだけでなく、次の世代にもつながると思うんです。
例えば、僕の両親は公務員です。
別に否定するつもりはないですが、いつも仕事に関しては愚痴ばかりで、僕の目からは楽しくなさそうに映ってました。
大好きだし、尊敬しているのですが仕事面に関してはあんまりかっこいいとは思えませんでした。
おそらく志向自体が保守的だから(家族を守るためです、もちろん)。
僕の周りにはそういう仕事に対して本気になれない、誇りを持てない、頑張ってなさそうな大人がいっぱいいました。
そして大学に入って、関東に住んで、明確な違いを感じます。それは「東京って何かに挑戦してる大人多いなぁ〜」って事です。
これってきっと東京っていう土地だからっていうのは勿論なのですが、挑戦するという事に正の循環が生まれている事も大きな理由ですよね。
つまり挑戦する大人を見て育った子どもが何かに挑戦しようと、挑戦はチャンスだしカッコイイって思える環境が東京にはあります。
だからこそ、日本をもっとよくするためにも、働くことで幸せになれる人を増やすために地方にもカッコイイ大人を増やしていきたいですね!
以上です!ありがとうございました!

こうじろう

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