“労働力”もシェアされる時代になると思います。
1つの仕事じゃなくて複数の仕事を掛け持ちして時間分割してという働き方が当たり前になるでしょう。
これは、ホリエモンこと堀江貴文氏が自身のYouTubeチャンネル↓にて残した言葉です。
この「労働力を様々な企業・プロジェクトにシェアする働き方」のひとつが、パラレルワークです。
当記事では、そんなパラレルワーカーの方にお話を伺いつつ、パラレルワークの実態について迫っていきたいと思います。
目次
お話を伺った方
宮本舜さん
株式会社BLAM執行役員 兼 “パラレルワーク支援サービス”「KAIKOKU」の事業責任者。
その傍、自身もパラレルワーカーとして、NPO法人のウェブメディアにおけるマーケティング業務に参画。
パラレルワークをする理由
Q.なぜパラレルワークをしようと思ったのですか?
自分で選択ができ、このまま出会わなかったかもしれない方々と深く関われ、新しい考え方や価値観を得られる可能性があり、スキルを伸ばせる可能性もあって、さらに報酬も得られる、となっては私にとって「やらない理由がなかった」からです。
もちろん価値を発揮することが前提にはなってきますが。
また、今パラレルワークを行なっているNPOを選んだ理由としては目指すビジョンへの共感です。
このサービスは「障がいを持たれている方にスポットをあて、様々なかたちで発信していくことで 同じ願いを持つ人たちが集う場を生み出し、 誰もが自分の持つ可能性を活かして生きていける未来を創ること」を目的としています。
私も過去に家族という立場で当事者として身近に“障がいを持った人”と向き合ったことがあり、その時私にはその病気の症状や対処・対応方法などの正しい情報を得る手段がなく、向き合い方として後悔があります。
ですのでこのサービスを通じて自分と同じような後悔を持つ人を減らせられると感じ、「何かできることはないか」と思っている時にちょうど募集されていた・・・という流れです。
パラレルワーカーの時間の使い方
Q.働く時間配分はどのように行っていますか?
私の場合、パラレルワークに充てる時間を決めており、約20~30時間/月を目安としています。
そして時間の使い方としては、基本的には自由に自分の意志で決めており、
平日の出社である本業の、業務前・業務後に1時間程度、時間を確保するのを続けていく場合もあれば、土日にまとまった時間を取ることもあります。
また、本業の会社ではパラレルワークが認められている(むしろ推奨されている)ので、オンライン上でのコミュニケーションは本業の隙間時間でも行っています。
(宮本さん… 今は隙間時間じゃないです…)
あと、おそらくですが会社に務められている方がパラレルワークを行う際の時間は~40時間が限界かなと思います。
またこれはパラレルワークをするのに限った話ではないですが、
特にパラレルワークではかけられる時間が限られているので、
優先順位とその理由、かかる時間を明確化し、経営層が判断しやすいようにしています。
パラレルワークのメリット/デメリット
Q.メリットやデメリットについて教えてください。
複業先の業種/業態に寄らない点としては・・・
■メリット
- 組織面や個人面で新たな考え方や価値観に触れることができる
- 深い関係の人脈が広がる可能性がある
- 時間への意識、自己管理能力が高まる
- 新たなスキルを身につけられる可能性がある
- 経理周り(特に税金関連)への感度や知識が高くなる
- 本業以外の収入が増える
■デメリット
- 余暇にあてられる時間が減る
- 上記に伴って、パートナーから白い目で見られることもある
- 本業が忙しい時にはバランスを取るのにストレスを感じる
(デメリットすら笑ってお話し頂けるのは、やりたいことをやっているからこそかもしれません。)
収入について
Q.パラレルワークを始めた前後で収入の変化はありましたか?
私のケースでは大きな変化はないです。そもそもNPOなのでというのもありますが、今回は収入が目的ではないということも理由としてあります。パラレルワークを行う上で最も重要なことは「案件ごとに携わる理由や目的を明確にしておく」ことだと思います。ですので収入を上げることを目的とするケースがあってももちろん良いです。事前に「何に重きを置くのか」考えておくことが大切なんだと思います。
やってよかったか?
Q.では、ご自身の目的に対する満足度は現状どの程度でしょうか?
まだ大きな成果は出せていないので、そういった意味ではまだ満足できていませんが、パラレルワークとして「自分が必要とされる場所が増える」ということに対する満足感は感じています。また複業を通じて本業ではなかった自分の新たな一面も見えてきたので、成長に繋がっていると感じてられていることもひとつポイントかと思っています。
こんな人におすすめ!
Q.パラレルワークはどんな人におすすめでしょうか?
もちろん本業の規定として難しいというケースはあるかもしれませんが、チャレンジのハードルとしては低いので、以下にひとつでも当てはまる方はぜひトライしてみてほしいと思います。
- 本業である程度の経験を積み、外の世界を覗いてみたいと思う人
- 転職を検討中で現在の仕事も収入以外では満足している人
- 自分のスキルを誰かのために役立てたいと考えている人
- (仕事はしっかりやっている前提で、)平日夜や休日が暇な時間が多い
「最後にパラレルワーク支援サービスを宣伝させてください(笑)」
Q.宮本さんが手がける“KAIKOKU”というサービスですね!どういったものでしょう?
KAIKOKU(カイコク)β版は複業したいデジタルマーケターと企業をマッチングするパラレルワーク(複業・副業)支援サービスです。(β版はデジタルマーケターに特化しているが、今後はIT全体に展開)
私はたまたま自分に合ったパラレルワーク先を見つけることができましたが、
特にマーケティング領域では見つけるハードルが高いと思いましたし、
そもそも自分にパラレルワークができるのか?という不安もあると思います。
上記も含めKAIKOKU(カイコク)β版では以下のようなお悩みを持つ方々に対して提供しています。
【ユーザー】
・転職するほどではないが、他の会社を見てみたい
・今務めている会社ではできない事業に興味がある
・年収をもう少し上げたい
・自分のスキルが自社以外で通用するのか知りたい
・自分の市場価値がどれくらいなのか知りたい
・副業に興味がある
そして企業側の以下のような課題も解決していきたいと思っています。
【企業】
・優秀なマーケターに出会えない
・採用するほどの予算は出ないが、人が足りない
・社内にデジタルマーケティングを知っている人がいない
・デジタルマーケターが不足している
・デジタルマーケティングのノウハウを社内に蓄積したい
———————————————-
■実際のサイトのURLはこちら
https://kaikoku.blam.co.jp
■企業様の資料請求はこちら
https://kaikoku.blam.co.jp/lp/company
———————————————-
まとめ
パラレルワークというのは、働き方の形であると同時に生き方そのものなのかもしれません。
そのため、パラレルワークにはこれといった決まった形はなく、むしろ自分が望むようにいくらでも形を変えることができます。
そんなパラレルワークにチャレンジしたいデジタルマーケター の方、その第一歩として“KAIKOKU”を使ってみてはいかがでしょうか。
(今後、デジタルマーケターだけでなくIT全体に支援を拡大していくのも楽しみです。)

横井貴明

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